絵本・「八郎」とあの日から6年。

地を這うようにして
生えていた草がその背丈を
少しずつ伸ばしています。
春を感じます。


もう数十年以上前になりますが
何度読んでも
胸に迫ってくる本があります。


絵本「八郎」です。
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八郎は
見た目は豪快な姿です。
しかし、心は、小さな子どもや
自分の頭にまとわりつく
鳥をも慈しむ優しい八郎。


八郎は小さい豆太から

海が荒れて村人たちが
大騒ぎになっているのを
聞きました。


八郎は大きな山をかつぎ
海に放り投げます。


いったんは水が収まった
海が怒り再び襲ってくる。


大きな体の八郎に水が入ってくる。
どんどん水が押し寄せ
もう八郎の顔まで水が来た時

八郎が叫んだ。


「おらがなして今までおっきくおっきくなりたかったか!おらはこうしておっきくおっきくなってみんなのためになりたかったなだ、んでねが、わらしこ!」

と叫んで
海に消えていった八郎の物語です。
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八郎が水にむかって
村人をまもるために叫ぶ
ページが心に迫ります。


なんでおおきくなりたかったか。
このことのためにおおきくなりたかった。


と村人たちを助けて
消えていった八郎に心が震えるのです。



状況は違うと思いますが、

私には

あの甚大な被害をもたらした
東日本大震災を思うとき

水と戦って消えていった
「八郎」のお話が

思い起こされてしまうのです。


あの日から6年の
時間が経ちました。


あの美しく静かな海岸線に
波が押し寄せてきた日から、


悲しい喪失と
原子力の恐ろしさに
戦慄したあの日から、


6年の時間が経ちました。


私は関東在住で
大きな揺れを経験したものの、
津波の怖さは報道で知るばかりです。


それでもその後の原発の状況や、
計画停電など、
今までに経験したことのない
ピリピリした緊張の日々を
過ごしました。


もう私たちは
もう震災前には戻れないという、
切羽詰まったような
毎日でした。


しかし
1日1日を積み重ねるうち、

電気使用に対する意識や、

暮らし方やものの使い方など
薄れつつある自分がいます。


6年経過して今なお続く避難生活や、
内なる偏見による

差別やいじめの報道からは、

心の問題の深刻さに気付かされます。


八郎は
水と戦って進んでいきましたが

現在の私たちの現状は
もっと複雑になってしまいました。


日々の暮らしは
限りあるものによって
ささえられていると。

意識して
お金、時間もの、こと、
エネルギーなどを

無駄にしないようにしよう。


それを
子どもたちにも伝えたい。



いつもは電車での移動は
あまりないのですが
たまに電車に乗るとき、
帰宅困難になった場合を想定し、
バックに入れている
ものがあります。


毎日飲んでる薬と、
アトピーが時々出ることが
あるので塗り薬。
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最小限ですが。
バックに入れています。



どうか被災された方々の
暮らしと、心が、
平和に守られますように。


どうか私たち大人が
子どもたちのために賢い知恵を
もちますように。
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すみれ
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